学生の不安を感じた交流会

【連続投稿693日目】

 

昨日、現役の大学生とオンラインで交流する機会がありました。

2年生から4年生、埼玉、横浜、岐阜から集まった学生の、社会人に聞きたいことを事前に挙げてもらい、それに対して答えていくというもの。

 

皆さん、やはりコロナ禍での働き方、就職の仕方、社会人になることへの不安などを抱えていました。2年生のうちから自己分析で悩んでいたり、取り組みたいことはたくさんあるのに何から取り組んでいけばいいのかわからない。といった声が多く聞かれました。

 

やりたいことをやるためにいまの大学を選んだのに、昨年コロナで何もできなかった。この先どうすればいいのだろう。。。 切実な思いの一端を伺うこともできました。

 

学生は社会人よりも時間が豊富にある。今しかできないことに挑戦してほしい。

悩む時間があったらやってみて。ダメならすぐに他のことをやってもいいじゃない。

社会人になるのはみんな不安。でも多くの人に出会い、体験を重ねていくことで自信がついて来る。

小さくまとまるな。出る杭を打つ大人もいるけど、出続ければ打たれなくなるから。

 

といったコメントが出ていました。

 

少しでも心にささってくれたらうれしいです。

改革には成功事例を素早く示すこと

【連続投稿692日目】

 

新しい組織に対して、改善を行う際に気を付けたいこと。色々とありますが重要なのはどんなに小さくても、成功事例をひとつでも迅速に出すこと。

 

相手は、何をやらされるんだと戦々恐々としています。基本的には今までのやり方を変えたくない。しかも外部から言われるのは心理的抵抗があります。それをむき出しにしてくる人だっています。

 

そうした方と会話することはもちろん大事ですが、最初から全員が全員味方になってくれるわけではありません。そんなことはあり得ません。

 

そこで、少しでも協力してくれそうな人を味方につけて、成果を出すことで理解してもらう。どんなに教科書的な説明をしても相手には響きません。それよりも自分たちがやっている業務がこれだけよくなるんだと、体感してもらうことがなによりです。それがたとえ些細なことでもです。

 

その成果をどれだけ早く、言葉悪いですが「見せつけることができるか」がポイントだと思っています。

 

 

複眼的視点を持とう。

【連続投稿691日目】

 

はるか20年以上前の某大学文学部の小論文で、南北さかさまになった世界地図が提示されました。その地図を見て感じたことを論述する問題でした。

 

ひとつの視点にとらわれると見逃しなことでも、地図をさかさまにすることで見えてくることを伝えたかったのだろうと思われます。

 

このように、日頃見慣れている地図を上下左右、視点をずらすと面白い発見が多々あります。

環日本海・東アジア諸国図

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平24情使第238号

 

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ヨーロッパから見た 世界地図 と 国旗 World Map & Flag ポスター

 

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南半球名物 逆さ世界地図

こうやってみると、自分の常識が決して世界の常識ではないことに気づきますね。

 

日本の話をする際に、どうしても東京起点の話をしがちです。しかし、地域視点で日本全体を眺めてみるとまた違った風景が広がりそうです。

 

自分が、とある県に立ったとして、そこからどういった風景が見れるのか、想像の翼を広げると新しい発想が生まれそう。

 

出口治明さんは、「旅、人、本」が人生を豊かにすると説いています。まさに旅することで様々な地域の視点を養うことに他ならないでしょう。複眼的な視点を持つと、人生がますます豊かになりそうですね。

 

他人のふんどしで相撲を取りましょう

【連続投稿690日目】

 

人のふんどしで相撲を取る。

他人のアイデアを横取りして、自分の利益を得ることを意味しています。良い言葉ではないですね。

 

でも、この言葉、見方を変えると今の時代にマッチした考えになります。

 

自分が苦手なものを克服するために勉強したとしましょう。苦労して手法を覚えてそれを活かそうとする時間、変化が激しいこの時代どれだけ社会情勢が変わっているかわかりません。また、その時間があれば自分の得意ないことを活かして、付加価値を更に高めていく活動を行ったほうが良い。

勉強している時間、勉強が終わって習得したらその仕事を受けることができます。と依頼してきた方に言えますか?

 

であれば、苦手なことはそれを得意とする人に任せて、その人と一緒になってやっていけば時間がかからずに物事が進みます。

 

ふんどしが無ければ土俵には上がれません。土俵に上がるために他人のふんどしを借りる。そこで勝負して勝ち負けは自分の力量次第。

でも、土俵に上がるチャンスをくれた他人には感謝する。

 

こういう意味でとらえれば、他人のふんどしを借りることは全く問題ありません。むしろ堂々と借りましょう。

だって、土俵に上がらないと、勝負することすらできないわけですから。

いつまで学習しているつもりですか。

【連続投稿689日目】

 

まだまだ新米なので勉強中です。実践はこれからです。しっかり学んでから実践します。

 

色々な場面で聞きますね。私も同じ言葉をよく言っていました。

当時このセリフをよく使っていた自分に対して喝を!

 

しっかり学んでから実践・・・?

 

それはいつですか?いつまで学ぶつもりですか?学んでいる間に時代や社会情勢が変わり、今学んでいることがすぐに陳腐化しませんか?

 

学ぶことも大事ですが、それ以上に実践することが大事です。あるベンチャー経営者が言っていました。「早く50の失敗をしろ」と。

 

人に教えることが最大の学び。ラーニングピラミッドによれば、学んだことは教えることで9割が定着します。つまり教えるという実践なき学習は、すぐに忘れてしまいます。

 

百聞は一見に如かず。百見は一行に如かず。

 

学ぶことは大事です。それは否定しません。完璧に学ぶ前に少しでもいいからアウトプットしてみましょう。実践してみましょう。

 

 

レッドオーシャンから抜け出す美容院のサービス

【連続投稿688日目】

 

美容院も工夫次第でこれだけのサービス提供ができるんだ。感心しながら見ていました。

「有吉のお金発見!突撃カネオくん」21年2月6日放送の「新サービス続々登場!美容院のお金の秘密」

www.nhk.jp

 

現在全国に25万件の美容院。激戦区表参道には徒歩5分で20件は見つかるそうです。フリークーポンにより初回限定サービスを使って様々なお店を渡り歩くお客が多くて、なかなか固定客がつかない、そのため参入障壁が低いといった理由があるようです。

 

そこで、様々なサービスを提供する美容院を紹介していました。

 

1.ショートカット、ボブに特化した美容院

髪型を限定した美容院、ってどうなの?と思ったのですが短い髪形というのはバランスがとても重要。実はかなり高度な技術が必要だそうです。確かに私も髪が短いですが、以前床屋さんに短髪こそ難しいんだよ、と言われた記憶があります。

短めの髪形に特化しているため、美容師の技術が非常に高いそうです。

 

2.染め専門サブスクの美容院

半年で44,000円、月7,300円程度の定額料金で、何回でも染めることができる美容院。白髪を気にする30-40代だけでなく、様々な色を楽しみたい10代も取り込んでいます。カラーの量が豊富だそうです。

 

3.染め専門の美容院

2と若干違うのは、値段を更に安く抑えてその分回転率を上げている染め専門店。

染めに特化しており、ブローなどは自分で行ってもらうため一人の美容師が対応できる客数が増える、結果的に回転数が上がる仕組み。

 

4.シェアサロン

これが一番驚いたのですが、フリーランスの美容師が店舗を持たなくても美容院ができるように、シェアオフィスのイメージで固定の場所を提供しているというもの。

美容師にとっては、固定費がかからない、人件費がかからない。

提供するお店は、固定収入がある。フリーの美容師がお客様を連れてくる。そのため広告宣伝費がほとんどかからない。

お客様にとっては、直接美容師と予約を取りあえる。時間が融通が利く。安い。

 

サービス特化、シェアはどのサービス業でも展開できる内容。美容院も例外ではないことがよくわかりました。

 

 

未来予測するなら過去を学ぶ

【連続投稿687日目】

 

今後10年を予測するとき、役に立つのは10年前、現時点をどのように予測していたのか。それはどの程度実現できたのか。こうした視点が大切だよとよく言われます。

 

2030年の未来はこうなる。と考える場合、2010年当時2020年はこうなる、と予測してどれだけ当たったか。

 

変化が激しい時代、10年というスパンが適切とは思いません。5年でも3年でもいい。同じ期間の過去を振り返り、その時どう予測したのか、レビューしていることは大切だと思います。

どういった社会情勢が発生し、どう判断したのか。結果どうだったのか。

自分だけでなく、政治、経済、社会含めてみてみることです。そこで蓄積されたノウハウは未来を見通すとき大切な判断材料となります。

 

注意すべきは、経験則に頼りすぎないこと。政治、経済、社会と付け加えたのはこのことです。自分ではなく他者(社)がどう判断したのか。失敗、成功事例を学ぶこと。

 

それがあれば、VUCA時代で先が見通せなくても、挑戦することに躊躇しなくて済みそうです。

 

賢者は歴史に学ぶ。です。