人財になるか、人罪になってしまうか

【連続投稿38日目】

 

昨日の日経新聞に「転職8年連続で増、4割が中高年、流動化進む」という記事が出ていました。


思い出したのが大杉潤さんの「銀行員 転職マニュアル」です。
大杉さんの26年に渡る銀行員時代の経験をもとに、 今後の働き方の指針となる本です。

銀行員をターゲットとしていますが、 全てのビジネスマンに共通する内容です。

 

中高年で転職に弱い人材として、 山口周氏の言葉を引用している部分は多くの方が共感するのではないでしょうか。


・古い価値観に凝り固まり新しい価値観を否定する。
・過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない。
・階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る。
・よそ者や異質のものに不寛容で、排他的。


こうした人材でも、 自分が頑張れば会社が成長していた時代は良かったのです。

しかし、価値観が多様化し、年功序列が崩れてきた今となっては、 会社の成長が必ずしも自分の成長とはなりません。


その際に上記の考え方を持った人材は「使えない人材」つまり「 人罪」となってしまいます。


豊富な実務経験と知識に加えて最新の情報やスキルを身に着け、 容易に転職できるくらいの強みを日頃から磨いておくことで「 人財」を目指す。


転職するかどうかは置いといても、 100年時代を豊かに過ごす助走期間として大切な時期が中高年なのです。


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