最小公倍数のマーケティング


【連続投稿42日目】  

 

テレビの前から「お茶の間」が消えたように、 現代は情報の受け手としての大衆が存在しない。 大多数の支持がヒットにつながる「最大公約数の時代」 は終わった。

これからはインターネットのように「 最小公倍数の原理」 が支配するパーソナルなメディアが流行の拠点になる。 こだわりを持つ少数が面白いと思うものが核になり、 それに共感する人々の輪がドミノ倒しのように広がっていくような現象が主流になっていくだろう。


現在の話ではありません。

19年前の日経新聞に掲載された記事「 音楽・映画のネット配信、創造活動揺さぶる波―― 特定の層を意識」からの引用です。


筆者は、秋元康氏。


その慧眼に改めて脱帽します。SNS主流の現代では、最小公倍数の原理がもはや当たり前になっています。
このマーケティング理論を分かりやすく解説したのが、 上杉惠理子さんの「弱者でも勝てるモノの売り方」です。


特にプロモーション戦略の「SIPS」は、 最小公倍数の原理が当てはまるパーソナルなメディアが当てはまります。
Sympathize(露出、共感)、

Identify(確認) 、

Participate(参加)、

Share&Spread( 共有・拡散)

の頭文字です。


お客様の気持ちと行動から作るプロモーション戦略として、 秋元康氏のコメントと上杉さんの著書は大いに参考になります。

 


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