【連続投稿53日目】
現在「エンデの遺言」(河邑厚徳 講談社+α文庫)を読んでいます。
5月20日に開催される読書会の課題図書です。
エンデとは、言わずと知れたドイツの作家ミヒャイル・エンデ。「モモ」の著者です。
1994年にNHK取材班の前で語った内容をその後NHKスペシ ャル「エンデの遺言」として放送。そのもととなったインタビューを掲載した内容です。
語った内容は、資本主義体制下の金融システムについて。諸悪の根源はお金にあると断罪しています。
この点に関しては20日の読書会で深掘していきます。
いくつか印象深い言葉を記載します。
・人類はこの惑星上で今後も生存できるか。
・人は目に見える危機には対処できるが、目に見えない危機には無 力な存在である。
・自明のことを自明にしない。
・国際貢献はお金をばらまくことではなく、世界から敬意を持たれ るような知的事業をこそ実現すべきだ。
まだまだありますが、これらの言葉をしっかりと噛み締めて、読書 会でアウトプットして腑に落としていきます。
ファンタジーの印象しかなかったエンデ。
経済に対して警鐘を鳴らしていた事実は、読書会がなければ決して知ることはなかったです。
これもまた読書会の魅力ですね。