アグリカルチャーをアグリテイメントに。

【連続投稿114日目】

 

先日の家業イノベーション・ラボで大川印刷の大川社長に続き、PLANTIO 芹澤CEO

の講演がありました。芹澤様は世界で初めて「プランター」という言葉と製品を生み出したセロン工業の3代目です。

また、食と農にまつわる社会問題を解決するために、2015年PLANTIOを創業しています。

 

セロン工業

http://www.e-selon.com/

PLANTIO

https://www.plantio.co.jp/

 

PLANTIOは気軽に食材を農園で探せるアプリ開発を行っています。また都市型農園向けのIoT、AI搭載プランターを手掛けています。

 

講演の冒頭、「SDGsはあまり好きではない。持続可能は人類が生きている以上当たり前のこと」という言葉から始まりました。

すでにSDGsの精神を取り込んで経営している中小企業の本音を垣間見ました。

 
食と農業に対する熱い思いが次から次へと溢れてきました。
 
・既存の農業は環境負荷が高い。
・しかも関心が薄れており、農、食のリテラシーが低下している。
・みんなで野菜を育てる世界、みんなで楽しく育てるカルチャーを作りたい。
・アグリカルチャーの本質を再構築=土を耕し、食物を育て食べて楽しい気分になる。
・農業を他人事ではなく自分事にしたい。
・持続可能な食と農を大都市に社会実装したい。
・2012年ロンドンオリンピックに合わせ、2012か所の農園を整備(市長の掛け声)
 あっという間にできた。みんなが何かをするインパクトは大きい
・アグリカルチャーをアグリテイメントに。
 ・在りし日の日本は自給自足だった。食べたい食材を栽培している都市型農園で自分
 で収穫し、食べる。そういう文化を育てたい。そうすれば農業・農家そのものに興味
 を持つ。
・既存の農業はどうあるべきか?農業のプロであれば、プロ中のプロになって
 素晴らしい野菜を作る。そういう取り組みをやらない農家は淘汰されてくる。
・アグリカルチャーが面白い、と伝えていく。余っている場所を農園にしたい。
 アグリカルチャーに触れることで世界が救える。
 
食と農に対する愛情と、楽しく課題解決をしたい、という思いがしっかりと伝わってきました。