フードロスに消費者ができること。

【連続投稿186日目】

 

「大量廃棄社会」

 

衝撃的なタイトルの本を読んでいます。

朝日新聞が「NHKクローズアップ現代」で長年キャスターを勤めた国谷裕子さんと立ち上げたSDGs企画。その取材が元になっています。

副題に「アパレルとコンビニの不都合な真実」とあるように2つの業態の廃棄問題をえぐり出しています。

更に、ではどうすればよいか、消費者の立場から問題提議しています。

 

例えばコンビニ。あるオーナーが切実な思いを語っています。「おにぎりの棚が薄くなっている時、お客さんから『これだけしかないのか』と苦情を言われたことがある(中略)たくさんの中から選ぶことが当たり前になっていて、それができないと不満を感じる消費者も少なからずいる(中略)。廃棄が出るとわかっていてもいつでも多くの選択肢を準備しておくことが必要になってくる」

 

フードロスという問題そのものが知られていない可能性もあります。消費者にとって、今起きている問題を「知ること」がまずは大切です。さらに「当社はフードロス削減に取り組んでいます。品切れの際はご容赦ください」と謳ったコンビニが出てきたら画期的です。

売上は減るかもしれません。しかし消費者に訴える方法の1つとして、長い目で見たら浸透していきそうな気がしています。

なぜか?若い世代の問題意識、危機感が高いと思われるからです。学校でSDGsを学んでいる今の若い世代なら、受け入れる素地はあるのではないでしょうか。

 

まずは今起きている問題に目を背けず、知ることから。知るということを「まずはやってみる!」