【連続投稿237日目】
独立研究者・著作家・パブリックスピーカーとしてご活躍されている山口周氏の講演を聞きました。
テーマは
「ニュータイプ」の中小企業になるために
「役に立つ」から「 意味がある」へ
昭和までは「正解」に価値があった。「東大流○○」という本が売れた。偏差値が高い人が優秀だという認識。早く正確に正解が出せるの偏差値が高い人。そういう優秀さはこれからも本当に大事か。
昭和は問題だらけだった。問題を解決するためにモノが生み出され、ビジネスになった。現在、問題はあるか?生活には困っていない。そういう人にどのようにビジネスをするか。そこに「正解」を提供するから、「正解」が過剰になり、デフレになってしまう。それが現代。
いまだに昭和の価値観を引きずっている。
正解を出す能力では、人間は人工知能にかなわない。
共感、意味、ストーリーづくり。こうしたものは
人工知能は不得意。この領域で人は勝負すべき。
「役に立つ」が評価されず、個人にとっての「意味」が重視される時代。
意味のマーケットはニッチ、というのは昭和型のバイアス。グローバルニッチという新しいポジショニングが登場した。ニッチでも、海外も含めたニッチであれば、ボリュームは大きい。
平成を越えて令和の時代に、昭和の価値観の話を始めた時は違和感がありました。逆に言えば、まだまだ昭和の価値観を引きずっている現代に、警鐘を鳴らしてくれた、とも言えます。
よく言われている内容とはいえ、生で聞くと改めて共感することだらけでした。