ヘーゲルの弁証法

【連続投稿243日目】

 

哲学で、ヘーゲル弁証法という考え方があります。

「対立した考えをぶつけ合わせ、戦わせることでアイデアを発展させる」というものです。

まず命題A(テーゼ)が提示される。

次にAと矛盾する反命題B(アンチテーゼ)が提示される。

最後にAとBの矛盾を解決する統合された命題C(ジンテーゼ)が提示される。

 

これを繰り返すことで、アイデアが醸成されていきますし、何よりこうした議論ができると、組織力は高まっていきそうです。

マザーハウスの山口絵理子さんが、著書の中で二項対立ではなく「第3の道」を作ることを提唱し、実践しています。

 

Third Way(サードウェイ) 第3の道のつくり方 (ハフポストブックス)

Third Way(サードウェイ) 第3の道のつくり方 (ハフポストブックス)

 

ヘーゲルや、弁証法などという言葉を知らなくても二項対立を解消するために、妥協ということではなく、発展的なアイデアを出して解決することはよくあります。

 

小難しい言葉に惑わされずに、身の回りの事象に当てはめてみると、理解が深まります。