2019年 自分が気に入った10冊 小説編 5冊の紹介

【連続投稿267日目】

 

今年読んだ本で、印象深かった10冊を選んでみました。まずは小説編5冊をでご紹介します。

 

「告白」湊かなえ 2008年 双葉社

今年になって初めて読んだ作家のひとり、湊かなえの代表作。引き込まれました。最後のシーンは、こういう終わり方があるんだ、と衝撃を覚えました。

https://www.amazon.co.jp/告白-湊-かなえ/dp/4575236284/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E6%B9%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88+%E5%91%8A%E7%99%BD&qid=1576299678&sr=8-1

 

蜜蜂と遠雷恩田陸 2016年 幻冬舎

今年初挑戦した作家、二人目は恩田陸。「図書室の海」「6番目の小夜子」「夜のピクニック」「木洩れ日に泳ぐ魚」と続けて読みました。音楽の解釈や旋律を文字でここまで表現するなんて。本当に音楽が聞こえてくる感覚に陥りました。分厚さを全く感じさせない。

https://www.amazon.co.jp/蜜蜂と遠雷-恩田-陸/dp/4344030036/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E8%9C%9C%E8%9C%82%E3%81%A8%E9%81%A0%E9%9B%B7+%E6%81%A9%E7%94%B0%E9%99%B8&qid=1576300006&sr=8-1

 

「64(ロクヨン)」横山秀夫 2012年 文藝春秋

半落ち」以来の横山作品。警察物の中でも秀逸。様々な伏線が終盤一気に収束されていく展開は、ページをめくるスピードも比例して加速していきました。

https://www.amazon.co.jp/64-ロクヨン-横山-秀夫/dp/4163818405/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%EF%BC%96%EF%BC%94+%E6%A8%AA%E5%B1%B1&qid=1576300621&sr=8-2

 

「モモ」ミヒャイル・エンデ 2005年 岩波書店

言わずと知れた世界の名作。読書会の課題図書として読みました。子供向けとはいえ、大人でも、いや大人だからこそ読むべき本。時間についてじっくり考えることができます。

https://www.amazon.co.jp/モモ-岩波少年文庫-127-ミヒャエル・エンデ/dp/4001141272/ref=sr_1_fkmr0_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%A2%E3%83%A2+%E3%83%9F%E3%83%92%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%86%86%E3%81%A7&qid=1576302034&sr=8-1-fkmr0

 

閉鎖病棟」帚木蓬生 1997年 新潮文庫

https://www.amazon.co.jp/閉鎖病棟-新潮文庫-帚木-蓬生/dp/4101288070/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E9%96%89%E9%8E%96%E7%97%85%E6%A3%9F&qid=1576302325&sr=8-1

 

最後は、今年初物作家で締めます。現役精神科医だからこそ描ける患者のリアルな日常と心理描写。知り合いの介護士が、「忖度して疲弊しているサラリーマンよりも、彼らのほうがストレートで人間らしい」、といった言葉を常に思い出しながら読んだ作品。

 

明日はビジネス書編です。