インクルージョンとダイバーシティと。

【連続投稿329日目】

 

昨日は、インクルージョンについて書きました。
では、ダイバーシティとの違いは何か。

ダイバーシティは多様な人材が集まっている状態。インクルージョンは多様な人材が集まり、相互に機能している状態。

多様性を認めるのがダイバーシティ。個々の人を活かすのがインクルージョン。

女性の活用、定年延長、外国人の採用など労働力の多様性を認め(ダイバーシティ)、個々人の能力を活かす評価制度、提案制度、組織一体化のチーム編成などに取り組む(インクルージョン)。

 

なるほど、このように考えたら違いが腑に落ちます。

 

ただ、難しく考えることはないです。みんな違って、みんないい。

 

出口治明さんが言っています。

「人間にとって一番大事なのは全ての人は顔も考えていることも感じ方も全く違うという事実を知ることだと思っています。人は全員異なっている。世界における最大の真実は社会の実相はまさにダイバーシティだということです。それがわかれば人間にとって価値観の押し付けほど嫌なことはない。」 

 

ロンドンの幼稚園では、入園してすぐに教わることがあるそうです。

お互い向かい合って顔を見つめあい挨拶をする。それを多くの人と繰り返す。

そこで先生が、「同じ人はいましたか」と聞く。「いませんね。誰一人同じ人はいません。外見が同じ人がいないのだから、中身もみんな違いますよね」

 

違いがあることを最初に教わるって、素敵だなと思います。