中高年よ、スキルを磨け 日経新聞からのエール

【連続投稿347日目】

 

「賃上げ圧力 中高年に集中」「経済活性化 スキル習得カギ」。

 

2020年3月1日(日)の日経新聞朝刊一面の見出しです。

 

2000年と2018年の年代別所定内給与の変化を見ると、もっとも抑制されているのが40-50代。経団連が1月下旬にまとめた春季労使交渉に向けた企業側の交渉方針。「年功型賃金を前提に企業経営を考えることが時代に合わないケースが出ている」にも中高年の厳しい実態が反映されています。

 

バブル崩壊後の採用抑制で従業員の高齢化が進むと、相対的に賃金が高い中高年が人件費抑制のターゲットにされるのは当然の流れです。

少子化で新卒採用が先細りしていく中、70歳まで定年が延長される可能性が大きくなっています。

 

給料が先細りする中、会社にしがみつこうとするか。スキルを身につけ付加価値を高めて自ら賃金改善できるようになるか。今後二極化されてくるのは間違いないでしょう。

 

記事でNTTデータの副社長の言葉を紹介しています。「新しい技術がどんどん登場する業界では何度でも学びなおすことが不可欠」。VUCA時代には、身につけたスキルもすぐに陳腐化する可能性があります。常に自分自身をアップロードしていく努力を怠らないことです。

 

3月はじめの記事。新年度に向けてスキル向上の準備に入れよ、と日経なりにエールを送ってくれた気がしてなりません。