三現主義とクリティカルシンキング 今やってみよう

【連続投稿385日目】

 

三現主義。

トヨタ生産方式を代表とする生産現場の改善に対する心構えとして生まれた言葉です。「現地、現物、現実」や「現地、現物、現認もしくは現人」「現場、現物、現象」などなど。人によって定義が微妙に違いますが、どれも言っていることは同じです。

 

情報を確かめるために自分で情報を取りに行く。現場に行き、自分の目で見て確かめる。現地の人に状況を聞く。

 

SNSで簡単に情報が手に入る時代、そして膨大な情報が送られてくる状況では、どの情報が本当に正しいのか、見極める目が必要になります。

 

今は、外出できない状況ですのでなかなか三現は難しいでしょう。

そこでおススメなのは、「クリティカルシンキング」です。

情報をありのままに受け取るのではなく、本当にその情報は正しいのか。なぜそう言えるのか?そこに因果関係はあるのか?を考えることです。

 

売上が減少したので、値下げしなければ。

 

と言われて、すぐに値下げなんかしませんよね。

売上の減少は、お客様が減ったからか、客単価が下がったからか。

どこの地域、どんな商品、どんな属性に変化があったのか?

減少したのは、前月比、昨年同期比?同業他社は?

 

色々と考えることはありますよね。

スピードも大切です。だからといって何も考えずに行動するのでは意味がありません。

スピードが求められるなら、クリティカルシンキング力を鍛えて、瞬時に判断できるようにすればよい。

いま、たくさんのコロナ情報が蔓延しています。ちょうどよい練習ができますよ。