ぶれないことと言い続けること。

【連続投稿388日目】

 

「どうやったらみんなから好かれるリーダーになれるんでしょうか」「方針がコロコロ変わっていそうで不安です。」

 

ある中小企業の経営者がつぶやきました。その方は部門の責任者となったものの、どのようにリーダーシップを発揮したらよいか迷っていました。

 

100人全員から好かれる必要は全くありませんし、そんなことはどだい不可能です。

 

わたしのイメージでは2割の人が味方になってくれたら十分です。100人なら20人、10人なら2人。

 

自分の思いや、やりたいことを、自らの言葉で語り続けるのです。そうやって味方になってくれるのは2割。これだけ味方が出来ると、組織は変わってきます。

 

そしてもうひとつ。

その方は決して方針はぶれていないのです。ぶれていると思って、しょっちゅう変わるのはあくまでも手段に対する指示。

 

想像してください、枝葉が生い茂る大木を。

風が吹いても幹はびくともしませんよね。揺れるのは枝葉だけです。

 

言い換えれば、外部環境が変化する中で、柔軟に対応するのは枝葉の部分の手段です。幹にあたる方針、ビジョンがぶれなければ、その人は大木のような安定感があるように見えます。

 

ぶれないことと、言い続けること。手段が変わっても、目的や、目線の高さが変わらなければ良いのです。