仕事を人に頼んだら。鈴木敏夫氏の発言メモから思い出す。

【連続投稿389日目】

 

人に頼んでおいて、出てきたアイデアはすべてダメだったので自分で考える。

 

これは、人を使いこなせていない状況。これは自分に負けている。

人に何か頼んだら、必ずひとつは光るものがある。それを吸い上げることができるか。

 

スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーが、2013年のNHK仕事ハッケン伝」で語った言葉です。番組を見ながら必死にメモを取っていました。古い手帳からそのメモが出てきて7年ぶりにこの言葉に対面しました。

 

ja.wikipedia.org

 

どうしても自分でやってしまうほうが早い。でもそれでは自分自身の成長、つまりマネジメント力の向上、が養われない。本当にやらなければいけないことに集中できない。

 

頼んだからには、その人のアウトプットを少しでも生かすことが大切なんですね。

 

私にも同じような経験があります。

 

まだ会社に入りたての頃、頼まれ仕事を上司に提出しました。受け取った上司は、私の仕事を生かしながら、さらに良い仕事に仕上げようとしていました。

思わず「私の提出した仕事は全面却下して、○○さんが考える内容で仕上げたほうが早いんじゃないですか」と言いました。

その人は首を振りながら一言、「それではだめなんだよ」

 

それ以上語ることはありませんでした。

その時の上司の姿は今でも忘れられません・・・

 

1枚のメモから思い出が紡ぎだされた1日でした。