具体例の一般化 「うちの業界は…」

【連続投稿416日目】

「うちの業界は特殊だから・・・」

「うちの業界は閉鎖的だし・・ ・」

 

自分たちが所属している業界を「うちの業界」と称して、その特殊性を訴える方がいます。特に何か改革、改善を行おうとする際に、経験上抵抗勢力と呼ばれる方は、業界の特殊性を訴える方が多い。

(決して、業界の特殊性を訴える方が抵抗勢力というわけではありませんので誤解なきように・・・)


「うちの業界」は特殊であり、他の業界とは違う。
他の業界で成功した改善は、「うちの業界」には当てはまらない。
だから、改善してもうまくはいかない。

 

というロジックです。

他業界の具体的な改善の話を見聞きすると、業界の違いを盾にして拒絶反応が起きてしまうのは、百歩譲って分かります。

 

ここで考えるべきは、具体例をそのまま導入してもダメだということです。
業界が違えば当然やり方も変わります。大事なのは、

 

具体例を一般化する。
一般化したものを「うちの業界」にアレンジする。

  

 

このプロセスです。

ただ、一般化する、それをアレンジする作業は自分達ではなかなか難しい。
そこで第3者の視点を入れてみることで、その作業が進むということはよくあります。

 

「うちの業界」なんていう業界はありません。