センジュ出版社長の本にかける思いに触れて

【連続投稿460日目】

 「50年後も読んでもらう本を出版する」

優しい口調の裏にも力強さがみなぎっていました。

センジュ出版代表取締役 吉満明子さん。炭鉱の街で生まれた原体験と
重ね合わせ、足立区千住に出版社を創業してから5年。

 

著者と伴走するのが編集。時には厳しい指摘もしながら寄り添いま す。
原稿に「今年は・・・」と表現されていたら「50年後読まれたときに、今年がいつか分からなくなるので年号をしっかり記入しましょう」 。

 

出版して終わりではなく、出版後も著者や読者に寄り添う。そのた めにブックカフェやブックスナックといった本の購入と飲食を組み合わ せた事業も行う吉満さん。

コロナ禍により、センジュ出版は誰の、何のために存在するのか。 改めて考え抜いたそうです。

 

人生とは何かを問い続ける。人生を肯定し、他人に委ねない。そういった人に寄り添うのがセンジュ出版。

 

この思いをもって経営すること。

こうしてスタッフのリモートワーク、お客様への発信、作り手の人 柄をライブ配信することで、新たなお客様と出会うことができたそうで す。

 

確固とした経営理念に基づき、行動することがどれだけ大切か、生の声を聞くことで再認識させられました。

 

「経営者は孤独で弱い。表面だけの慰めはすぐにわかる。正直な気 持ちで、
厳しいことも含めて寄り添ってほしい。理念を一緒に信じて、同志として行動して欲しい。それで救われる人がいる。」

最後に発した思い、しっかりと受け取りましたよ。ご安心ください 。