比較優位から学ぶ人脈構築の大切さ

【連続投稿548日目】

 

イギリスの経済学者リカードが唱えた「比較優位」。自由貿易において、経済主体の最も得意な分野に特化することで、それぞれの生産性が向上し、高水準の財やサービスを享受すること、より高い利益を獲得することが可能となる理論です。

 

この理論を知らなくても、仕事をするうえで日常的に使っている考え方です。つまり、自分が苦手な分野は、それを得意な人に任せて、自分が得意な領域に注力することで、スピードとアウトプットの質を高めています。

 

仕事において大切になっていくことが、得意な人に任せる点です。裏を返すと、任せる相手がいなければ結局自分で時間をかけて取り組まざるを得なくなります。そのためにも日常から幅広い人脈を構築することが、非常に大切になります。

 

人脈とは人生を豊かにすること。リクルートで伝説の営業マンとなった森本千賀子さんの言葉です。これはまさに仕事の世界にも当てはまりますね。

 

まず押さえておきたいのは、本社機構。人事、総務、経理、企画、IT部門などに幅広い人脈を持っておくと本当に仕事が進みます。

 

各地域の営業所、工場、研究所、関連会社などの総務担当、実務担当も仲良くなると非常に有意義です。

 

こうした方々とつながることは、一朝一夕にはできません。

ではどうするか。

依頼された仕事を断らずに、丁寧に対応すること。

1の依頼に少なくとも3-4、できれば5-10は回答すること。

信用と信頼をひとつずつ築いていくこと。

こういう仕事があったら声かけてくださいね、サポートしますので。と常に声をかけておくこと。

 

どれも基本的なことばかりですが、凡事を徹底することで確実に人脈は広がっていきます。

 

人生を豊かにするために、日々人脈構築を心掛けていきたいですね。