効率を追求して感動を与えられなくなったお店

【連続投稿552日目】

 

効率を追求して、相手に感動を与えることを忘れていませんか。

 

ふとこの言葉が頭に浮かびました。理由はおそらくこれでしょう。

 

最近とあるお店に行きました。そこは地域では追随を許さないほど味に定評があるお店です。ただここ5年ほど足を運んでいませんでした。

 

足を運ばなくなったきっかけ。それは今までおいしいと思っていた、ある料理がその日は素人の私でもわかるくらい味が落ちていたこと。「なんか今日のこの料理、美味しくないよね」と一緒に行った人に言うと、その人も同じ印象を持ったようでした。

 

そこから急に、そのお店に対するロイヤルティが薄れ、5年もの間足が遠のいてしまったのです。

 

さて、5年ぶりの訪問。果たして感動がよみがえることはありませんでした。

 

確かにおいしい。それは間違いないのですが。

 

混雑していたからかもしれません。オペレーションがどうも落ち着かない。しかも細部には汚れが目立つ。コバエが飛んでいる。おしゃれだった入り口正面の展示が、雑然としている。BGMがお店とあっていない。昔は置いてあったコースのお品書きが、無くなっている。

 

そこまで求めてはいけないのかもしれません。しかし5年前はそうしたクリンリネスやオペレーションなど、それはそれは丁寧でした。

 

効率と感動のトレードオフを目の当たりにした時間でした。また次に行くのは5年後かもしれません。