「限界」という言葉にこめたい思い

【連続投稿日663目】

 

プラスマイナス両面で使われる限界。

 

悪い意味。医療現場では限界が来ている。

良い意味。自分の限界を超えるとさらに成長できる。

 

ちなみに、経済学で限界というと、財やサービスの変数を動かすことで別の変数の増加分、増加率を表します。1増えたらほかの変数が5増えるようなイメージです。これ以上、ここでは詳細は論じません。

 

これ以上越えられないぎりぎりの範囲。境界線。ある一点。

我々の世代で限界と言えば「体力の限界、気力もなく引退することにしました」と泣きながら伝えた、大相撲で昭和の大横綱千代の富士が現役引退した際のインタビューがすぐに思い出されます。

 

限界が来たから辞めることもあれば、限界が来る前に、対策を取る。スポーツでいうと引退する。ここは人によってさまざまな考え方があるでしょう。

 

限界に対する捉え方は立場立場で異なるということ。

 

人の限界に対してとやかく言うことは避けたい一方で、社会的に大きな影響を及ぼす制度やシステムであれば、限界を迎える前に先手先手で対策を取ることは当然だと考えています。

どうなったら(悪い意味での)限界を迎えるのか、想定外を想定して備えることをしっかりとやることです。

 

こうした時こそ、冷静に想像力を膨らませたいものです。