「ゴミ人間」を読みました。

【連続投稿671日目】

 

顧客とは、サービスを買ってくれる人。

ファンとは、サービス提供者を応援する人。

ファンだった人とは、サービス提供者を私物化する人。

 

吉本のお笑い芸人、キングコング西野亮廣氏の著書「ゴミ人間」に書かれています。

 

ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある | 西野 亮廣 |本 | 通販 | Amazon

 

昨年12月に公開された「えんとつ町のプペル」。大ヒット上映中です。ネットでは感動して泣いた、というコメントをよく見かけます。

 

今回、マーケティングの一環として書かれたことは百も承知で、本書を読みました。

 

西野氏は、批判を受けることが多い一方で根強いファン、コミュニティも持っています。

そこはフラットに、クリティカルシンキングせずに書いていることをストレートに受け止めました。

 

顧客、ファン、ファンだった人について書かれたパートで出てきたのが冒頭の言葉です。

特に強調していたのが「ファンだった人」。

例えばお店の常連。お店側が新メニューや改装しようとすると、自分が居心地がいい雰囲気を壊されたくないと反対する常連。お店の発展ではなく自分のことを中心に考えてしまう。そうした「ファンだった人」がいるせいで、他のお客様が逃げてしまい、結果的にお店の経営が傾いてしまう。

 

本当のファンは、サービス提供者の変革を応援する人なんです。コミュニティを作る際にも、ファンと、ファンだった人との層別、ファンだった人を退会してもらうことも必要な措置として、頭の片隅に入れておくとよいのではないでしょうか。