福島にもあった津波被害

【連続投稿721日目】

 

3.11と福島。真っ先に思い出すことと言えば、100人いたら99人は原発事故でしょう。私も実際そうでした。被害や影響の大きさを考えたら、報道も当然原発事故中心になりますので、そのように刷り込まれたのは否めません。

 

私がここ数日「忘れない」以前にまだまだ知らないことがたくさんある、と書いているのは、原発事故に隠された福島の津波被害を知ったからです。

 

福島第一原発から北に22キロ。津波で集落の7割が流出した南相馬市萱原(かいはら)地区。300世帯が暮らしていて、77人もの人が津波の犠牲者となりました。

 

その記録をまとめたのがこちら。

家族写真: 3.11原発事故と忘れられた津波 | 笠井 千晶 |本 | 通販 | Amazon

 

手記をまとめたのが、ドキュメンタリー監督の笠井千晶様。震災当時中京テレビに勤務していました。平日は名古屋で仕事、週末に南相馬に行く生活。撮りためた映像を映画にしました。

 

life-movie.main.jp

 

萱原地区で津波の被害にあって、両親と子供二人を亡くした方を追い続けたドキュメンタリー。

その方が言います「ほんとに助けてほしいって思った時にはさ、来なかったねぇ、誰も」「ずーっと、置いてきぼりだ、ここは」

 

やはりまだまだ、知らないことがたくさんあって、忘れてなんかいられません。