【連続投稿749日目】
昨日紹介したゴーギャンの代表作「我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか」。絵そのものというよりはこのタイトルに惹かれています。
物事を考えるのに有効なフレームワークのひとつとして時系列があります。つまりは過去、現在、未来。現在地に至るまでの過去の変遷、経験、そこで得られた価値観。そして現在の状況。今後どのように進むべきか。あるいはどうしたいのか。
それに対して不足しているものはなにか。未来の方向性に対して現状と比較してギャップが課題になる。それを解決するために、どのようにリソース配分していくか。
このように考えると頭が整理されやすい。
そしてこの絵画のタイトルもまさに、過去、現在、未来を見事に言い表していますよね。
主語が「私は」ではなく、「我々は」としているところが哲学的です。マクロ的に見れば人類の課題、社会の課題、地域の課題、組織の課題として議論ができる。さらにそこに属している一個人としてはどうなのか。とブレイクダウンできる。
この主語が「私は」だったら、マクロ的な目線からミクロ的な考えに落とし込まれない。
このタイトルをしっかり味わった後に絵画を観ると、いろいろな気付きが出てきそうです。