古典は、経糸のごとく、自分を形作る。

【連続投稿759日目】

 

古典は経糸。流行は横糸。

 

古典の重要性を伝える言葉です。

自分の軸をしっかりと作る、つまり経糸をしっかり通すためには、古典を読むことが大事だよ、ということです。

 

ことわざもそうですが、歴史の荒波にそぎ落とされて、ふるい落とされて現代に残っている教えは、人間生活を送るうえで必須の考え方。自分自身の過去なんてたかだか数十年。古典は100年、200年、あるいは1000年の時を経て、今の私たちに警鐘を鳴らしてくれます。

 

学校教育で、古典というとどうしても「古文」という名の授業に変換され、当時の文法や出だしの暗記(平家物語の音読テスト、やらされませんでした?)といった方向になってしまっています。それで古典が嫌いになる人も大勢いるのではないでしょうか。

古典を楽しむ最低限の知識だけで、そこから先、先人が考えたことをどう現代に生かすか、思考の深堀をする時間がすっぽり抜けてしまっている。これは非常にもったいない。

そもそも、古典だからと言って、日本の古文だけにとどまる必要は全くない。

 

古典を読んでみませんか?