若者とラベリングしたがる大人

【連続投稿763日目】

 

昨日は、SDGsに積極的に取り組んでいる大学2年生から、Z世代が考えるSDGsについて話を伺いました。

高校生の時に、SDGsの考える学生団体を立ち上げて活動しています。

19歳とは思えないプレゼン力、意識の高さ、考え方に参加した大人たちは一様に驚きの声を挙げていました。

「今の若者はすごい」「勉強になった」・・・

 

一方で、ゲスト参加していた高校三年生が言いました。「上の人たちは、同い年やその上の世代とつるむのではなく、もっと若い人たちと交流してほしい」

 

これは、若者から突き付けられた刃だと思います。若者から見た大人は、既存の価値観に固まっていて、自分の殻から抜け出そうとしない。そういう属性に映っているということです。

若者はすごい、といいながら「若者」とラベルを張っている時点で異質な存在としかとらえていない。そもそも、大人、若者と区別する時点で、ダイバーシティではない。アンコンシャスバイアスがどうしても働いてしまう。

だからこそ、昨日のような様々な世代が積極的に交流する場が必要なんですね。そしてそこに「大人」が飛び込んでいく。様々な世代が交流して意見を交わすことで、閉塞感が打ち破られる。

 

若者、大人と区別せず一人の人間として様々な属性の方たちと交流していくことが、持続可能な社会の実現には絶対に必要なんだと、改めて思いました。