本業である事業をしっかり全うするのが社会貢献

【連続投稿807日目】

 

昨日、渋沢資料館館長のお話を伺いました。大河ドラマでも放映されており、その生き方、考え方が急に浸透し始めているように感じます。

 

印象に残った点をメモ書きします。

論語とそろばん」は、明治の末1909年以降口にするようになった。
当時の世相は、日清、日露戦争に勝利。日本の慢心、金儲け、金権主義、個人主義の風潮。論語とそろばんという言葉を使って、人格の修養の励行を求めた。
 
本業である事業をしっかり全うするのが社会貢献!
お金儲けは悪いことではない。しかしそれは道理が伴う、正当な方法で行うこと
それを行うことが一番の社会貢献である。
道理のともなう富の追求 正当な利益。道理は国家への献身、公益が第一である。
道徳と経済の一致、それによって持続的な成長。
 
稲盛和夫さんが「生き方」(サンマーク出版 2004)の中で言っています。
事業活動においては、誰から見ても正しい方法で利益追求する。最終目的はあくまで社会のため。
 
つまり、利益追求そのものは否定していない。むしろ奨励しています。しかし「正しいやり方で」と枕詞は付きますが。
 
 
本業である事業をしっかり全うするのが社会貢献。まずはこの視点を大切にしたいと思います。