【連続投稿814日目】
サードプレイスを構成する要件のひとつに、「会話」があります。
ゆるやかなつながりがあり、社会的な肩書に関係なく受け入れられる場所。その土台となるのが会話になります。
会話の中身は何でよい。その日起きたこと、最新の出来事。自慢話をすると人があまり寄ってこなくなるので、ある程度調整されるでしょうが。
会話が土台となりはしますが、では全員が全員、話さないとダメかというとそうではないと思っています。会話する人、話を聞く人。それを取り囲んで聞いている人。そうした多種多様な人がいていい。しかし中心には会話がある。こうした輪が至る所でできているのが良いですよね。
こうした場を常連客が積極的に作るのが理想です。しかしそれには、店の主人が、常連客同士を紹介しあったり、新しく入ったお客様を常連客とマッチングさせたり。
サードプレイスと標榜していても、会話がない場所はいくらでもあります。そこはお客様個人的には居心地がいい場所かもしれませんが、お客様と店主が1対1の関係から抜け出せず、お客様のつながりが広がっていかない。常連が何らかの理由でお店に来れなくなると、お店に人的ネットワークが残っていないので、来客数が減少してしまう。
特に、集客や定着率向上、来店頻度向上などに悩んでいる方、「会話」を起点に考えてみるのも、改善のヒントになるかもしれません。