大人こそ絵本を読もう

【連続投稿821日目】

 

大人が絵本?

いやいや、大人こそ絵本を読んでほしいと思っています。

 

絵本は子供向けに作られているので、表現がシンプル。わかりやすい言葉で真理を突いています。そして、絵。物語の世界をより深く味わい深いものにするために、つつましく、時には主張しています。

 

絵とシンプルな文章が、イメージを無限に広げてくれます。

 

そんな素敵な絵本を使って、昨日大人向けの読書会を開催しました。

 

メンバーは4名。絵本セラピストや、コーチング、読み聞かせ活動をされている方が集まりました。

 

課題本は「むらの英雄」(瑞雲舎 2013)

むらの英雄 (エチオピアのむかしばなし) | 渡辺茂男, 西村繁男 |本 | 通販 | Amazon

 

本の内容はネタバレになりますので書きません。

それぞれの感想をご紹介します。

「いない人をけなしていない」「村長が犯人探しをしていない」「親が子供の言うことを受け止めている」「陰口ではなく日向口(ひなたぐち)」

 

ビジネス面では、上司と部下とのコミュニケーションにおいて、失敗した時の犯人探しをするのではなく、前向きにとらえられるか。

いかに相手を褒めて動かすか。

 

育児の面では、子供の意見をまずは聴く。聴くことで承認されたと思う。安心安全な場をつくる。

 

リーダー像から、家庭、育児、親としてのふるまいなど様々な観点から意見が出ました。

 

さらに、絵を見ていくことで、このページの絵はどんな意味があるのだろう。実はここに○○が描かれている!

といった発見も。

ひとりでは全く見つけられなかった絵の仕掛け。

 

絵本を使った読書会は、今回初めての取組でしたが、様々な可能性が広がる、楽しい時間でした。