【連続投稿846日目】
「スタンフォードが中高生に教えていること」(星友啓 SB新書 2020)。酢他のフォード大学・オンラインハイスクール校長の星友啓氏が実際に取り組んでいるオンラインプログラムや学びの将来について書かれています。
星氏は哲学博士。そのため、オンライン配するクールでも哲学を必須にしています。著者は本書でこう語ります「哲学の営みの中核は、物事の根本や前提を問い直して、考察すること」「急激に変化する社会の中で、ゆるぎない自分の価値観を模索していく力を身につけることができる」そして、哲学でゲームチェンジャーを育てる、と明言しています。
また、哲学そのものを学ばなくても、ロールモデルとして3つのキーワードを挙げています。「探求、批判、立証」。この視点から物事を考えることで哲学的な思考が身につくとしています。
分からないことがあったら調べて考えることを身につける。物事をそのまま鵜呑みにするのではなく、本当にそうなのか?と考える。
やはり大事なのが立証。仮説を立てたら立証する。これは反対側に立って自分の意見に齟齬がないか、本当に自分の意見はあっているのか。こうした反対側の立場から自分の意見を検証する姿勢、モノの見方が必要になります。
これを中学高校で学べるのであれば、どれだけ社会人になって楽なことか。
日本でも、哲学を必須にしたほうが良いといまさらながら考えています。