いい質問とは何か?

【連続投稿892日目】

 

日本経済新聞月曜版で、池上彰東工大の学生が「いい質問をする」会を開催した内容が連載されています。

 

ふと思ったのですが、「いい質問」とは何でしょうか?京大教授で若くして亡くなった瀧本哲史さんは「質問はへぼくていい」と言っていました。どんなに些細なことでも、わかったふりをしていてその実わからないので、よく聞いてくれた!と思っている人が何人もいる。だらかどんなことも聞いていいんだよ。ということでした。

 

質問を職業としているマスコミが、首相の記者会見で突っ込む際にいい質問をしないと他のマスコミから怒られる、なんてエピソードを聞いたことがあります。

 

こうした方は例外として、私がセミナーや座談会、コミュニティサロンなどに出る際には、だいたい質問をするようにしています。講演者に、私のことを覚えてもらう。覚えてもらうことでその後SNSでつながりやすくするためです。

 

では、どんな質問をするか。

・理解が足りなかった点を、素直に詫びて、かみ砕いて説明してもらう。

・今後どういった方向に進みたいか。

・事前に講演者のことを調べて、その日話さなかった点を聞く。

 →これは、講演者があえて話したくない場合もあるので、気をつける。

・最近身の回りで起きた出来事を、その人はどう考えているのか聞いてみる。

・どうしても質問がない場合は、感想を述べる。

 

いい質問、悪い質問の区別は人それぞれかもしれません。しかしひとつ言えるのは、分からないことをそのままにしてしまうことです。

分からないなら素直にわからないと言って質問すればいい。無知は恥ずかしいことではありません。恥ずかしいのは無知を認めないことです。