無駄と思えることに価値がある。

【連続投稿927日目】

 

「ムダに思えることが実は大切なことがある。効率だけを追求するなら家で仕事も、サードプレイスも完結すればいい。しかしそれでは人間がダメになってしまう。生身の人と人とのふれあいから生み出されるものがある。」

 

「カフェから時代は創られる」がリニューアル発刊から1年を記念して、昨日著者の飯田美樹さんとクルミコーヒー店主影山知明さんによるトークショーが開催されました。

 

冒頭の言葉は、飯田さんが途中でおっしゃった内容です。昨年オンラインを導入し、ほぼすべてオンラインで対応していたら体調を崩してしまった。無理して銀座の街を歩いたり、リアルに人と出会ったりすることで快復した。その実体験から語られた内容でした。

 

ムダに思えても、大切なこと。これは「モモ」にも描かれています。

www.amazon.co.jp

 

効率を追求するだけでは、人は壊れてしまう。ムダなものが潤滑油となる。しかしコロナ禍では、その無駄なモノが狙い撃ちされてしまった。

 

カフェと言っても、パリのカフェでは終日ワインが提供されているそうです。いくらフランス人でもお酒の力を借りることで、会話の潤滑油にしている。

そうして会話が盛り上がる。

 

こうした場所の重要性を、しっかりと語ってくれているこの本。ぜひおすすめです。

www.amazon.co.jp