【連続投稿944日目】
見たいものを見るのではなく、見なくてはいけないものを見る。
村上春樹は「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」で主人公 とお付き合いする年上の女性に、言わせています。
人は見たくないものは見ない。見たいものしか見ない。
人が見たくないものを見るのがリーダーだ(ユリウス・カエサル)
などなど、似たような言葉は巷にあふれています。
悩んでいる主人公に、冒頭のセリフで行動を諭す。それに後押しされて行動に移す主人公。
見なくてはいけないものは当然人によって違います。しかし生きて いくうえで決して避けてはいけないものがあるはずです。 逃げてはいけない現実を直視し、そこに立ち向かうことで、呪縛か ら解放され、新しい人生を歩むことができるなら、勇気を出して見 なくてはいけないものを見る。
苦しくてもやらなければいけない時ってありますよね。