【連続投稿982日目】
ひとつの本を読んで、人によっていろいろと読み方が変わるものだなと改めて思いました。
昨日開催した「大人の絵本読書会」。課題図書は「ヒワとゾウガメ」(作:安東みきえ、絵:ミロクマチコ 佼成出版社 2014年)。
内容はネタバレになりますので省きます。
誤解を恐れずに言えば、無償の愛を提供するヒワとそれを受け入れようとしないゾウガメのお話しです。
ヒワの立場になって読むのか。ゾウガメの立場で感情移入するのか。それによって全く捉え方が変わります。
この本を読んで自分の体験を開示できるかどうか。自分と同じ価値観を求めるのか、違う価値観を受け入れられるか。そこは自己基盤の広さ、深さが試されるのではないか。
絵本の深さを思い知らされた一冊でした。
やっぱり、大人になって読む絵本は、素敵ですよ。