【連続投稿1089日目】
「味噌汁を毎日食べる人は、ガンになりにくい」
もしこの文章を聞いたら、皆さんはどう思いますか?
そうか、味噌汁はがんに効くのか。よし明日から味噌汁を毎日たべるぞ。
と短絡的に考えてしまうと危険です。
毎日味噌汁を食べる食習慣の人が、がんになりにくいのかもしれません。
味噌汁に含まれる何らかの成分が、がんに有効なのかもしれません。
みそ汁の具材によるかもしれません。
そこに、相関関係があるのか、因果関係があるのかでものの見方、行動の仕方が全く変わってきます。
因果関係とは、Aを原因としてBが変動するもの。
相関関係とは、AとBの事柄に何らかの関連性があるもの。
これを混同してしまうと、「売上が上がらないから値下げしよう」と値段を下げてしまう方策を取ってしまいがち。(もちろんそういった商品がないとは言いません)
こうした誤りに陥らないためにも、大事なのがクリティカルシンキングです。
本当にそうなのか。2つの要素以外に関連する要素はないか。そもそもその結論をはじき出したサンプル数はどれくらいか。といった視点からその事象を疑ってみることが大切です。