【連続投稿1132日目】
はーだーど大学の人気教授、ニコラス・A・クリスタキス。幸せの伝播の研究で有名です。幸せだけでなく、肥満や禁煙さえも伝染すると主張しています。
幸せに関して言えば「1.6キロメートル圏内で誰かが「幸せ」というと身近な人の15%、知り合いの知り合いでは10%、知り合いの知り合いの知り合いでは6%に幸せが伝わることを実証」したそうです。
野中郁次郎は、「共感経営」でこのつながりのベースにあるのが「共感」だと記しています。
おそらくこれ、皆さんも体験したことがあるのではないでしょうか。例えばあくび。誰かがあくびをすると、周りにいる人も自然とあくびをしてしまいますよね。
共感をベースにして人と人とが繋がることが、人間の根源にあるならば、人とのつながりを絶って充実した生活など望むべくもないですよね。
共感を根底としたつながりがあるからこそ、利他的にもなれるし、その思いが伝播して繋がっていき「恩送り」になるわけです。恩送りは、人の根源的な感情、習性に見事にマッチしている考え方とも言えます。
では、リアルな対面じゃないと共感が生まれないか、幸せは伝播しないか、というと決してそうではありません。オンラインでも1on1で定期的に打ち合わせをして話し合うことで共感を生み出すことは可能です。
「共感」から始めると、新しい出会いやつながりを見つけられそうですね。