ドラッカーと安室奈美恵とリーダーシップ

【連続投稿1174日目】

 

リーダーシップとは「影響力」。上司が部下に対して影響力があるのは職制上当然と言えば当然です。しかし部下が上司に、同僚に、別の組織に影響力を発揮できる人。会社内だけでなく、社外、地域、社会にまで影響力を及ぼすことができる人。SNSではインフルエンサーとも言われますがリーダーシップの本質は、この「影響力」ではないでしょうか。

私が敬愛する経営学者のピータードラッカーが著書「プロフェッショナルの条件」でリーダーシップを定義しています。

 

リーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、

それを目に見える形で明確に確立することである。

リーダーとは目標を定め、優先順位を決め、

基準を定め、それを維持する者である。

 

ドラッカーらしい表現ですね。分かりやすく言うと「思いがあるか、行動しているか」だと思います。この定義に合わせると安室奈美恵は、「ライブは私のすべて」であり、歌とダンスで人を幸せにしようと、デビューから引退まで一貫した熱い思いを抱いていました。そしてそれを実行するために、徹底的にライブの完成度にこだわった。ちまたで言われているように、ぐいぐい引っ張るのがリーダーだとしたら彼女はそうではないかもしれない。しかし影響力を及ぼす人がリーダーとしたら、彼女は間違いなくリーダーそのものです。

人は生まれた以上何かしらの存在理由があります。そのため影響力を持たない人はいないと思っています。自分の影響力を信じていないだけなのです。影響力が1なのか、10なのか、100なのか。それは自分自身に思いがあるか、その思いを信じているか。そしてそれを周りに伝えているか。それによって変わってきます。

 

自分自身の中にある影響力を信じて、どんどん発信していきたいものです。