【連続投稿1251日目】
昨日、パラレルキャリアの第一人者、慶野英里名さんの講演を聴きました。
出版社にフルタイムで働きながら、パラレルキャリア研究所設立、クロスオーバーキャリア理事長、東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員と、多彩な活動!
パラレルキャリアについて、じっくりと話してもらいました。
そもそもパラレルキャリアを最初に提唱したのは、経営学者のドラッカー。1999年出版の「明日を支配するもの」に記述されています。
要点をまとめました。
・VUCA時代、コロナ禍で社会が不安定。一生一社から、複数の仕事を持つ時代へ。
・パラレルキャリアを実践するためのポイントは5つ。
①テーマを見つける。
ドメイン×スキルから考えていく。6W2Hで考える。本業を横展開するとスムーズ。
「誰とやるか」に力点を置いて考える。
②バリューを出す。
スキルや強みをサービスにできていない人には仕事は来ない。まずは周りの人の困りごとを解決する。「ありがとう、すごいね」×100回言われると、マネタイズできる。
③顧客にリーチする。
信頼と実績がないと仕事は来ない。実績を作るためにも無料のプロボノ、モニター募集などから実践していく。
④自分自身の無形資産を増やす。無形資産は価値が暴落しにくい。マイペースに貯められる。自分なりのポートフォリオを形成しやすい。盗まれない。課税されない。倉庫も不要。(→人的ネットワークが最大の無形資産!)
⑤クロスオーバーさせる。1日24時間。副業できる時間がないと嘆いていないか。自分の時間って?週休2日としたら、1週間の2日が会社以外で5日が会社。そこには睡眠がある。会社と言っても移動している時間もある。24時間×7日=168時間を分解して、有機的にデザインし、重ね合わせる。本業×副業、オン×オフ等。(細切れ時間や移動時間を有効活用する。)
時代はどんどん変わっています。いずれ本格的に副業解禁時代がやってきます。終身雇用一択ではなく、働き方の選択肢が増える時代。その時慌てず自分が望むプライスで副業ができるように、今のうちから力を蓄えておきましょう、と勇気づける一言で締めくくってくれました。