ワークライフインテグレーションから考える

【連続投稿1274日目】

 

ワークライフインテグレーション。恥ずかしながらこの言葉を知りませんでした。2008年に経済同友会が提言した文書では以下のように定義されています。

 

会社における働き方と個人の生活を、柔軟に、かつ高い次元で統合し、相互を流動的に運営することによって相乗効果を発揮し、生産性や成長拡大を実現するとともに、生活の質を上げ、充実感と幸福感を得ることを目指すもの

 

会社における働き方と「会社」に限定している時点で2008年の時代感を表していますね。

 

仕事と個人の生活の2極をどうするかの議論になりがちですが、つまるところ人生をどう過ごすか。そのための手段が仕事であり、個人の時間であるはずなんですよね。

 

目的を達成するために、手段をどうやってうまく連動させられるか。その議論がないとおかしな方向に進んでしまいそうです。

 

仕事人間がいたっていい。それでその人の人生が充実しているなら。仕事があることが幸せと言った経営者もいるくらいです。でも振り返ると素敵な人生を送っている。

 

こうした流行りすたりの言葉に踊らされることなく、本質を見抜く目を持ちたいものですね。