どのタイミングで人は引けばいいか。

【連続投稿1312日目】

 

この時期になると、プロスポーツ選手の引退ニュースを耳にする機会が増えます。どういったきっかけで引退を決断したのか、それは本人しか知ることはできません。周りから見て、まだまだやれそうなのに、と思われる人が引退すると、もったいない、と思ってしまうのは無責任なのかもしれません。

 

安室奈美恵は、20周年の時に、あと5年後に引退しようと決意して、残りの5年間を大事にしながら過ごしたそうです。突然の引退発表だったかもしれませんが、本人の中では、そこに至る気持ちの整理がついたからこその引退だったのです。

 

組織の責任者を務めていると、後進に道を譲るタイミングって難しいですよね。会社などで異動を命じられたり、規約で任期が決まっていればよいのですが、それがないといつまでも居座って、主のように我が物顔でふるまっている人がなんと多いことか。

 

そういう人に限って「自分がいないとこの組織は回らない」と言いがちです。

人に依存している組織って、それは組織ではないですね。

 

引き際の美学、というと聞こえはいいですが、自分のよりどころが今所属している組織で影響力を行使することだけ、ではあまりにも寂しい。

 

そんなことをつらつらと考えた月曜日の朝です。