【連続投稿1322日目】
「どちらかが一方的に助けるっていうのは、自然界ではほとんどありません。鳥、虫、草、野菜、それに土。目に見えないレベルで連絡しあって助け合い、持ちつ持たれつの関係で成り立っています。人間だけが、支援される人、支援する人などと分かれている。それは無理のある、不自然な関係です。」
NPO法人農スクール代表、小島希世子さんの言葉です。
農業を軸に、食、職、立場の違う人同士をつなぎ合わせることを企画し実践されている小島さん。こうも言っています。「パズルのピースを組み合わせること。一見会いそうにない同士に見えても、近づけてみると意外なほどスムーズにハマるんです。」
オーストリアの経済学者シュンペーターは「イノベーションは繋ぎ合わせ」、新結合だと定義しました。
何かイノベーションを行さないと、と意気込んで様々な方策をうつのではない。パズルのピースをつなぐことでみんながハッピーになる。そのように考えて人同士をつなぎ合わせるほうが、肩ひじ張らずに新しいことが生み出されそうです。
冒頭の言葉は、そこん上下関係はないということ。支援する、されるではなく、対等な関係で、「誰も困らない、誰の迷惑にもならない」そして楽しむことを追求していく姿勢がよく表れています。