防災と減災の考え方、リスク管理。

【連続投稿1451日目】

 

事故を起こさないようにすることは大事ですが、絶対は存在しない。大事なのは事故が起きても被害を最小限に留める備えができているか。「防災と減災」の言葉で3.11以降語らえることが多くなりました。例えば津波。被害をゼロにすると考えたら、どこまで堅牢な防潮堤を作ればいいのかわかりません。しかし津波被害を最小限に抑える防潮堤を作り、それでも日頃の防災訓練を行うなどハードとソフトで対応していけば被害は最小限に留めることができる。

岩手県釜石市鵜住居地区。同地区の小中学校に通う児童生徒や地域住民1000人が高台に逃げて無事だった「釜石の奇跡」。生き残った方には、奇跡と呼ばれることにを感じることがあると言います。同地区では校外の子ども含めて580人が犠牲になっています。しかし、日頃から防災学習をしっかりと行っていたからこそ。何かあったらすぐに高台に避難することを徹底していたからこそ。だから奇跡ではないんだと。

 

この考えは災害だけでなく、会社経営、人生すべてに通じると思っています。7つの習慣の「急ぎではないけど重要」な領域。ここにいかに時間を使うか。それは時間マネジメントそのものですね。