好きなことだけやって成功する。

【連続投稿1476日目】

 

「Dark Horse」(トッド・ローズ著 大浦千鶴子訳 三笠書房 2021年)。副題は「好きなことだけで生きる人が成功する時代」。

誰でも何歳からでも才能が開花する、と帯にも書かれていました。

 

本来の自分を求めることでいつの間にか成功していた。そうした人たちを「ダークホース」と称して、複数の事例を挙げて説明しています。

 

・敷かれたレールの上を行くのが成功ではない。自分に合った道を選択する。既存の成功パターンは「既製服」のようなもの。自分に合うかどうかはわからない。

・目的地はいったん忘れて、今、充足感を得ているのか自問自答する。

・個人的な充足感を得た人は社会に対して恩返しをしたいと思うようになる。つまり、ギバー。

 

最近毎日のように書いている「脱構築」。いわゆる出世コースといわれるレールを突っ走った人が、ふとした時に充足感を全く得られていない。自分がやりたいことはこんなことではなかったはず。そこから軌道を外れて新しいことに挑戦する。そこに本当の充足感がある。

示唆に富む一冊でした。