思考を旅する。

【連続投稿1533日目】

 

コーチングをやっていると、クライアントが考えている様子やあーでもないこーでもないと考えが行き来している状態を客観的に見つめることができます。というよりもコーチであれば、クライアントの思考に引きずられてはダメなので、主観的になっては良いセッションが提供できないのです。そうしたクライアントの思考プロセスを、あるコーチは「思考を旅する」と表現しました。

 

この言葉を聞いたとき、なんてボキャブラリー豊かなんだろうと、感動を覚えました。

距離もあれば、海に潜るような深さ、山に登るような高さもある。どれもが旅。クライアントが思考の旅をしている様子を眺めつつ、旅を邪魔しないように寄り添う。本人が望むゴールに向けて、伴走する。旅の途中で、目的地が変わるかもしれない。それならそれで、受け止めてその旅路をまた見守る。

 

こうやって考えると、セッションに対するイメージが膨らんで、より楽しくなっていきませんか。