改善がない、って本当か。

【8月21日 連続投稿1979日目】

 

今日不思議なことを聞きました。「改善するところがない」と。それは神様か、目標設定されていないかどちらかだと、助言しました。ありたい姿と現状のギャップを改善するわけで、改善ポイントがないということは、ありたい姿がない。

 

「する必要の全くない仕事、何の成果も生まない時間の浪費である仕事を見つけ、捨てること。」(「経営者の条件」ドラッカー

 

「緊急で重要な第一領域に集中している限り、その面積は拡大し、やがれはそれによって生活が圧倒されてしまうことになる。」(「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー)

 

数々の著名人が、やめることを決める。つまり劣後順位を決める重要性を説いています。事例は枚挙にいとまがありません。ECRSと呼ばれる現場改善手法でもまず最初は「無くせないか」の発想から始まります。

 

無くすことをしない限り、物だけでなく仕事がどんどんあふれてきます。新しいことを始めるなら、他で止めることもセットで考える必要があります。

 

つまりは、改善がない=新しいこともやっていないことにもつながるのではないでしょうか。現状維持は衰退です。