【6月27日 連続投稿2653日目】
言葉を操り、感情豊かに生きるゴリラが、人間の法廷で「人間と同等の権利」を求めて闘う『ゴリラ裁判の日』。人間と動物を分ける境界線がテーマかなと思いました。
自分も含めて多くの方が、知性や感情、言葉を持つことこそが「人間らしさ」だと思っているのではないでしょうか。しかし、それらを高い次元で備えたゴリラは、果たして人間なのか。さらに神を語り始めるゴリラは、人間ではないのか。
自分たちと異なる存在を排除し、都合のいい「正解」の枠に当てはめようとする人間の傲慢さをえぐり出しています。
最後の展開は、人間らしい反応で終わっていきます。やっぱりこういう展開になるよねと。
突拍子もない設定ではあるものの、考えることが多かった本でした。