コーチングとは探求のプロセス

【4月27日 連続投稿1920日目】

 

思考が変われば言葉が変わる。言葉が変われば行動が変わる。マザーテレサの有名な格言です。この言葉を知らなくても、考えと、言葉と、行動のつながりは、多くの方が実体験として経験しているのではないでしょうか。

 

コーチングの本にこんなことが書いていました。「コーチングとは探求のプロセスであって、質問をし続けることではない。探求をするのは解決法を探すためではなく、クライアントが自身の思考に対して批判的な目を向けさせるため」

 

自分の思考を客観的に見つめて、その思考を変えることで、言葉が変わり、行動変容につなげていく。コーチングは行動変容と言われるゆえんです。

 

行動変容につながるためにはどうしても時間がかかります。即効性はありません。しかし今のままではダメだ、何とかして自分を変えたいと思っている人にとっては、大いに役立つと思います。

一人前と半人前

【4月26日 連続投稿1919日目】

同じような環境で仕事ができても半人前。違う場所・環境に移って も同じようなパフォーマンスが出せるようになって一人前。
昨日、ある経営者から素敵な言葉をいただきました。
確かに、いつも同じ環境で仕事をしていれば、ある程度慣れてくる と「その環境の中では」仕事ができる気になってしまいます。
それが変な自信になって、自分はもうここでは学ぶものがない。転 職しよう。と誤解してしまう人も多いでしょう。
しかし、職場を離れても同じようなパフォーマンスができるかとい うと話はまた変わります。場所や環境が変わったら、今までの経験が生きずにバタバタしてしまったり、焦りになったり。それ がパフォーマンスにも影響してしまうことも、度々あります。

そう考えると、1年や2年で一人前になるなんてことはなかなかな いのではないか。そんなことを感じる言葉でした。

10人中10人が賛成する提案

【4月25日 連続投稿1918日目】

 

「自分が出したアイデアを、少なくとも1回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとはいえない」ビル・ゲイツ

 

10人中10人、アイデアに賛同してくれる提案は、独創的ではありません。この話はビルゲイツだけでなく、イノベーションを生み出してきた数多くの経営者が、同じような言葉を発しています。むしろ、圧倒的に反対意見が多い方を採用する、という人さえいます。

よく、マーケティングでアンケートを取って市場調査することがあります。確かに見えている課題解決の手段としては良いとは思います。しかし本当にお客様が求めていることは、実はお客様もわかっていない。通り一遍のアンケートではその部分はなかなか浮き彫りにならない。だからこそ、大多数の人の声を聴くのではなく、あえて反対意見が多い提案を採用する。その考えがイノベーションの源泉になるんですね。

そして大事なのは、反対意見が多くてもやる勇気ですね。

5W1Hで行動を決める。

【4月24日 連続投稿1917日目】

 

何かを決めて行動にお落とし込む時、ただ「やります」だけでは、ほぼやらない。誰がいつまでにやるのか。どうやっていやるのか。5W1Hにまで細かく落とし込んでいくことで、いい意味で「追い込む」ことができます。

 

そしてそれを人と約束するとさらに行動しなければいけない状況になる。それは無理強いされたのではなく、自ら率先してやると決めたことに対しても、当然有効です。というよりむしろ、人との約束でやると決めたらなら、確実に実行するために5W1Hで宣言できるくらいに、解析度を上げていきたいものです。

 

そこまで細かく決めていかないと、結局はなあなあになってしまいがち。もったいないですよね。失敗してもいいからまずはやってみましょう。行動することは恥ずかしいことではありませんからね。

主体的にお金を使おう

【4月23日 連続投稿1916日目】

90歳までにお金を使い切ることができるのか。リスクは必ずある 中で、どれだけ主体的なお金の使いかができるか。
そもそも、見えない不安に対してあまりにも過剰に反応しているの ではないか。
「90歳までに使い切る お金の賢い減らし方」。今年亡くなった経済コラムニストの大江英 樹氏の最後の本を読みました。
元証券会社勤務で日本人のマネーリテラシー向上に努めた大江さん 。一度出版記念パーティでご挨拶させていただき、エッジが利いたfacebookの投稿を毎日楽しく拝見していま した。

非常にわかりやすく読みやすい本。そもそも老後2000万円問題 など存在しない、などその当時からの主張をしっかりとデータを交えて語ってくれています。

経済はお金ではなく人。お金の向こうに人がいる。それを意識する ことで経済が生きたものとしてとらえらえれる。この主張は大いに納得しました。

自分が納得いく使い道で、経済をもっと回していきたいものです。

バランスの良い数字

【4月22日 連続投稿1915日目】

非常にバランスが良いとされている数字、3。構造体でも4角形よ り3角形のほうが強いそうですし、
三位一体なんて言葉があるように、例えば上中下、朝昼晩、なんて バランスを表す言葉もあります。
2つだと右か左か、善か悪かのようにどうしても二元論になってし まいますよね。また数が多いほど
どうしても収拾がつかなくなってしまいます。2:8の法則が出て きてしまいます。

二元論になりがちな議論でも第3の道を模索することで、新しい道 やアイデアが生まれるもの。

どうでもいいのですが、私はつむじが3つあります。オリオン座の ようにきれいに横に並んでいるんですよ。
だからと言って自分がバランスがいい人間だとは全く思わないので すが・・数秘では「3」が入っています。
俯瞰して物事を見ることができるようになりたいなとは常に考えて います。

はなさかじい。久々に触れた古典。

【4月21日 連続投稿1914日目】

 

昨日、何十年ぶりにはなさかじいさんの話を読みました。「はなさかじい」(松谷みよ子西村繁男)。はなさかじいさんは、たくさんの本が出ていますが、本によって微妙に内容が違うそうです。これは昔話あるあるですよね。

今回手に取った「はなさかじい」。最初のページを開いてまず「こんな感じで話が始まるんだったんだ」と改めてびっくり。大まかなストーリは記憶にあるものでしたが、なかなか悲しい話でもありますね。ただ、最も印象深かったのは、最終ページ。意地悪なおじいさんがお殿様に怒られて家に帰っていく姿。それを温かく迎え入れる意地悪おばあさんの優しい顔。

こんな表情をするんだ、こんな終わり方をするんだ、と感じました。

 

どんな人でも、温かく迎えてくれる場があるんだよ、と松谷さん、西村さんからのメッセージなんでしょうね。