差異的消費あるいはルサンチマンと金子みすゞ

【連続投稿313日目】

 

差異的消費。

自己実現は「他者との差異」という形で規定される、とフランスの哲学者ジャン・ボードリヤールは言っています。

 

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市場において、他者との違いが希薄なら市場において生き残りにくい、ということを示しています。

 

他者の商品が成功しているからと言って、それと同じような商品を出す傾向ってありますよね。

他者との差異を出さないほうが、楽なんですよね。人と同じことをやっていれば考えなくて済む。人がやっているから自分もやれば、失敗しても言い訳ができる。

 

本当に自分がやりたいことを抑えても、逃げたいですか?言い訳したいですか?

 

人と違うことをやったからといって、恥ずかしいことは全くないですよ。むしろ勇気を出して前に進もうとする姿は、光り輝いています。人が何と言おうと、自分がやってみたい、進んでみたいという道に進んでください。

 

文句を言う人がいるなら、構うことはありません。文句を言う人はやっかみがある人です。それはルサンチマンです。

 

正々堂々、今日も胸を張っていきましょう。

みんなちがって、みんないい『私と小鳥と鈴と』金子みすゞ

言葉の定義と議論の根本と。

【連続投稿312日目】

 

何かを達成するための「道具」として、Aというものを使うとします。この方は道具を神聖なものとして扱っています。

 

ところが、日頃道具をツールという意味で使っている方は、そんな神聖なものを「ツール」として扱うなんて…と不満を漏らします。

 

同じ言葉でも捉え方の違いで議論にすれ違いが起きてしまう例はいくらでもあります。

 

その時は、原点に戻ることだと思っています。そもそもそれって何だっけ?という問いかけで共通の気付きが得られます。

 

ファシリテートって、本当に難しいです。本格的に学びたいと思っています。

監視されている、という圧力が蔓延した組織ほど、悲しいものはない。

【連続投稿311日目】

 

監視されているという心理的圧力のことを、哲学の世界では「パノプティコン」といいます。もとは、演習場に配置された独房と中心に配置された監視所からなる刑務所のことです。

 

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これを、実社会、経営に置き換えるとどうなるか。最近よい事例を見つけました。

 

1月24日金曜日の日経新聞朝刊「私の履歴書」です。今月は日本証券業協会会長で大和証券社長を務めた鈴木茂晴氏です。

金曜日は、鈴木氏が社長就任後、支店改革に乗り出すという内容でした。改革のひとつに全支店19時帰宅の指示を出します。

 

ところが、「社長が言い出してもどうせ長続きしないだろうから適当にやっておけ」、という支店が一部にはありました。そのような支店長には、人事部長から電話が入り「次の人事で異動候補になっていますよ」と告げたそうです。この話が社内に一気に広まり、全ての支店が19時帰宅となったとのことです。その後は18時半、18時と帰宅時間がどんどん早まっていったとのこと。働き方改革大和証券では10年以上前からやっている、と自負して記事は終わっています。

 

この記事の中で、人事部長が異動をちらつかせる行為。これこそがまさにパノプティコンですね。

実際に異動があるかどうかはわからない。しかし監視されているという心理的圧力を加えることで指示に従わせる。

 

改革を進める際のひとつの選択肢としてあってもよいとは思います。しかしパノプティコンはいずれ忖度になってしまいます。過度な忖度で飼いならされた組織からは、イノベーションなど生まれようがありません。

どうせこれを言っても無駄だよね、という空気が蔓延した組織ほど、悲しいものはありません。

 

誤解しないでほしいのは、決して大和証券や鈴木氏を批判しているわけではなく、行き過ぎた組織を見ている実体験から出た感想だということです。

逆演算という考え方

【連続投稿310日目】

 

「このサービスをお客様に知らせる努力が不足しています。」

 

と訴える方がいます。ここではこのサービスを「サービスPO」と称します。

このサービスPO、ストーリーがあるわけでもなく、ただ単に自分たちの提供しがっての良さだけを訴えているものです。

 

そもそも、お客様は、そのサービスPOが生み出す価値Aを認めているのでしょうか?と質問しても

「価値AにはこのサービスPOがどうしても必要なんです。ストーリーよりもサービスPOそのものなんです」と返ってくるだけです。

 

本当でしょうか?ほかの手段はないのでしょうか?仮にサービスPOがどんなに素晴らしくてもそれを実現するために時間とコストがかかっていて、なかなかお客様に提供できていない状況では、そもそも価値Aなどないに等しいのではないでしょうか。

 

そういった話をしても「それを言ってしまうとサービスPOの根底が崩れてしまいますよ」と失笑されます。訴えるストーリーが何もないのに。

 

サービスPOがどんな素晴らしくても、訴えかけるものがなければ、お客様には全く伝わりません。今の時代、お客様が求めているのはストーリー性のある価値Aです。

 

しかも、いくらストーリー性があっても、社会的な意義やSDGsと関連しないストーリーではなかなかお客様は受けれいてもらえなくなっています。自分勝手な独りよがりのストーリーは、いくらPRがうまくても長続きしません。

 

こういう時にこそ、逆演算という発想が大切になります。お客様が求めている価値Aを実現するためには、どういったことが必要なになるのか、ゼロベースで発想してみることです。そうすると解が変わってきます。

 

発想に行き詰ったとき、この逆演算を行うことをお勧めします。

 

スピーチの仮想演習としてブログを書くと言うこと

【連続投稿309日目】

 

自分の意見を発信する。周りからのフィードバックを得る。それを咀嚼し、自分の意見をブラッシュアップしていく。

 

ブログやSNSを使って発信するする効果のひとつです。

 

よく毎日ネタが尽きませんね。と言われることがあります。いやいや、かなり振り絞っているんですよ。

 

仮想演習とでも言いましょうか。突然1分間でスピーチして!と振られたことを想定して、実際に喋っている様子をイメージして書いていることが多いです。

 

昨日の福島イベント参加については、写真が多いので、そういうわけにもいきませんが。それでも行った、という事実はスピーチのネタになる。

https://eitaroh7407.hatenablog.com/entry/2020/01/23/073659

 

発信側の効果があると考えている限り、続けていきます。

 

ここまで1分程度で話せるかな。

 

 

 

福島交流イベントに参加しました。

【連続投稿308日目】

 

おばんです!

 

の掛け声で始まった交流会。

福島市とイベント会社のTregionが主催する

「来てくれてありがとない~魅湧満彩の福島をのぞいてみねがい?〜」というイベントに参加しました。

 

福島市の郷土料理やお酒をたっぷり味わえるフェア&イベントです。


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場所は赤坂見附の東北酒場トレジオンポート。

https://tregion-bal.com/tregion-port/

 

こちらの居酒屋をTregionが運営しています。

 

Tregionの三廻部さんからご挨拶。
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福島市の職員の方も特産品の桃をPRしています。
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福島市の郷土料理、いかにんじん。これ大好きです。
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これも、郷土料理のひとつ、味噌かんぷら。かんぷらとは福島弁でじゃがいものことです。
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こちらは最近売り出し中の料理。飯坂温泉グラノーラ」のさくさくナゲット(湯のまちいいざかグラノーラ工房・伊達鶏)グラノーラのほのかな甘味と、鶏肉の柔らかさがなんとも言えません。
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そして、楽しみにしていた円盤餃子。

具がしっかりとつまっていました。福島では、酢に胡椒を入れたタレで食べるそうです。お店によっては酢みそを出すところもあるとか。これも美味しかったです。
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1953(昭和28)年、満州中国東北部)から引き揚げた一人の女性から始まる。福島市の老舗餃子専門店「元祖円盤餃子 満腹」の創業者、故菅野かつゑさん。

https://www.minyu-net.com/serial/sengo70/FM20150913-014595.php

 

福島市の職員が料理の解説をしてくれたり。福島市○×クイズをやったり。楽しませてくれました。

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ますます福島が好きになった夜でした。

時間に対する意識

【連続投稿307日目】


時間の概念のない人とは時間に対するコスト意識のない人。とおっ しゃった方がいました。


当たり前ですが、人の時間は有限です。そしてそれぞれの人には時間のコストがある。ビジネスとは、この時間を交換することによってお互いのメリットを追求していく行為と考えることもできます。


もちろん、成果に応じて評価される職業の場合は、時給換算という概念は適さない。だからといって、時間=コスト、という考え方を脇に置いて良い訳ではありません。

 

ある方は、時間は命、だと断言しました。生きているということは 時間を使っているということ。時間を無駄にするということは、 命を無駄にするということ。


となれば、コストもとい命を無視して仕事を進めようという人は、 何か大切なものを失っているような気がします。

 

仕事をする相手は、時間を有効に使っていますか。