「20字にそぎ落とせ」のご紹介

【連続投稿162日目】

 

ひとりよがりで、自分視点のプレゼンを聞いているとお腹いっぱいになって、ひいてしまう経験ありませんか?私は何度もそういったプレゼンを聞いています。

では、自分が相手目線になって、聞いている人に有益な情報を提供できるプレゼンをしているかというと、必ずしもできていません。そこで出会った本がこちらです。

https://www.amazon.co.jp/20字に削ぎ落とせ-ワンビッグメッセージで相手を動かす-リップシャッツ信元夏代/dp/4023317985

 

表題の「20字に削ぎ落とせ」。選択と集中が戦略の根幹だと思っていますので、タイトルに惹かれた部分はあります。伝えることをひとつに絞ることを冒頭うたっています。

 

それ以上に大切なメッセージとして、著者は「スピーチの主役は聞き手。話し手は聞き手をたったひとつの大事なメッセージに導くガイド役」と明記しています。そのためにはできるだけ簡単に話す、説得力を増すために失敗談などの事例を盛り込むことなどがメソッドとして紹介されています。

 

刺さったのは、「聞き手の未来予想図を売ること」。商品の紹介だけでは聞き手は動きません。その商品を使えば、聞き手にとってどんな素晴らしい未来が待っているのか、そこをプレゼンするのが大切だ、と語っています。この点は、先日講演してもらった和装イメージコンサルタントの上杉惠理子さんも同様の話をしていました。

 

プレゼンやスピーチは聞き手を動かしてなんぼです。そのためのストーリー作りがしっかりと学べます。今度1時間ほど人前でプレゼンする機会があります。冒頭のつかみから、そぎ落としたメッセージ、事例、失敗談、行動に移してもらうクロージングまで、本書をベースに実践します。