【6月15日 連続投稿2276日目】
まだ5年なのか、もう5年なのか。はるか遠い昔の記憶とはいえ、その当時の状況は空気感含めて生々しく思い出される出来事でした。2020年2月。中国武漢に端を発した新型コロナウイルスが日本に上陸するかもしれない。ダイアモンドプリンセス号の乗客がその病気を発症して横浜港に接岸された際、現場で治療に当たったDMAT、船のクルー、厚労省、医療機関、マスコミ、その当時の国内の雰囲気を伝えた映画「フロントライン」。3.11の様子を描いた「Fukushima50」や「踊る大捜査線」を彷彿とさせるセリフ、TBSドラマ「御上先生」がちらつく松坂桃李。エンタメ要素がありながらも、現場で格闘する様子を粛々と表現してくれていました。
宣伝文句の「そして、今を生きている」。あの当時自らの使命で動いてくれた方々のおかげで、今生かされているのだと思うと頭が下がります。
こうした映画の難しいところは、様々な人がその人の立場であの出来事を経験しているため、すべての要素が盛り込めないこと。人によってはもっとこうした角度からも描いてほしかったとか、盛り上がりに欠ける内容だとか、出てくるかと思います。それはやむを得ないこと。
最前線で戦った人たちへの敬意を忘れない。この一点だけを改めて感じるだけでも、十分観る価値がある映画でした。