仕事に人がつくか。人に仕事がつくか。

【連続投稿382日目】

 

仕事に人をつけるか。人に仕事をつけるか。

 

経営や改善の教科書では、業務内容を標準化して誰でも業務ができるようにしようと記述されています。

人からIT、AIにとって代わり、大失業時代がやってくる、なんて極論に走る論調も散見されます。

 

私自身も、仕事に人をつけることを目的として、業務標準化の改善支援を行うことがあります。

 

かつては、それが正しいと思いました。しかしそれは、ひとつの側面しか見ていない。

 

誰もができる業務にまで標準化することで、ITに置き換える。空いた時間でスキルを身につけ、経験を積む。そうなると、代替えがきかない存在となり「人に仕事をつける」

ことにつながっていくのではないか。

 

つまり、仕事に人をつけるか、人に仕事をつけるかの二項対立ではなく、併存していてループのように行き来するということ。

仕事に人をつける。業務改善して標準化する。その仕事は人がやる必要がなくなる。空いた時間でその人はスキルを磨く。磨いたスキルが生かせる仕事を獲得する。人に仕事がつく。

 

こうして考えると、話が広がっていきますよね。