仕事に人をつけるか、人に仕事をつけるか。それが問題だ。

【連続投稿494日目】

 

仕事に人をつけるか、人に仕事をつけるか。

 

経営学の教科書を開くまでもなく、社会人であれば属人的な仕事にならないように、仕事を簡略化し、マニュアルなどを作成して複数の人がその仕事をできるような仕組みを作っていることでしょう。

 

一方で、職人のように人に仕事がついている場合、その人に万が一のことがあれば仕事が断絶してしまいます。組織として動いている以上その仕事が肝になればなるほど致命的になります。もちろんそうした仕事を属人的にしていたマネジメントの問題でもありますが。

 

ただ、このどちらかしか正解がないのでしょうか。すべてにおいて人に仕事をつけるのが悪、なのでしょうか。

 

その人がやる仕事だから、ファンがつく。その人が話をするから価値がある。その人が作るものは、やはり他の物とは違う。そうした仕事は探せばいくらでもあります。

属人的な仕事のほうが、人と人とのふれあいや顔が見える関係性を築きやすいとも言えます。

 

ただ、言えるのは、属人的でもその仕事に対する思いや理念がなければ人を惹きつけられないということです。

 

どちらが良いということではなく、状況に応じて選択することになろうかと思います。

 

顔が見える関係に向けてあえて属人的な仕事をすることも、今後は大切になってくると思っています。